秋の星座
- 2017/11/25(土) |
秋の星座は明るい星が少なくなる事からややさびしい印象になりますが、西の空には夏の星座、東の空には冬の
星座を見ることができます。
また、南の空には秋の星座を望む事ができます。秋の星空の目印は、4つの星が四角く並んでいる、秋の四辺形
です。これは〈ペガスス座〉の天馬の胴体を表しています。
秋の四辺形のひとつから左の方に〈アンドロメダ座〉が伸びていて、この星座には有名なアンドロメダ大銀河が
含まれています。
今回は〈アンドロメダ〉にまつわるギリシャ神話のお話を書きたいと思います。
アンドロメダはエチオピア王のケーペウスと王妃カッシオペイアとの間に生まれた王女ですが、自身の母である
カッシオペイアがその美貌が神にも勝ると豪語したことから神々の怒りを買うこととなり、怪物の生贄として岩
に鎖でしばりつけられました。
そこを、ゴルゴーンの三姉妹の一人、メデューサを退治してその首を携えてきたペルセウスが通りがかり、怪物
にメデューサの首を見せて石にし、アンドロメダを救出し、その後ペルセウスの妻となりました。その後、アテ
ナがアンドロメダを星座として天に召し上げたのが「アンドロメダ座」です。
〈ケフェウス〉、〈カシオペア〉、〈ペルセウス〉とどれも星座となって今も知られている名前です。
ギリシャ神話と星座はとても関係の深いものですので、星を眺める際にはそれぞれの星座にまつわるギリシャ
神話を調べてみてもおもしろいかもしれませんね。